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ChatGPT画像生成は無料!GPT-4oでの使い方と制限を徹底解説

無料ChatGPT画像生成 使い方と制限

早川 誠司|生成AI活用コンサルタント/業務効率化アドバイザー

「ChatGPTで画像を作ってみたいけど、お金がかかるのはちょっと…」

「無料で画像生成できるって聞いたけど、どうやるの?」

「無料版だと、どれくらい使えるの? 制限はある?」

そんな疑問をお持ちですか? 嬉しいことに、ChatGPTでは最新モデル「GPT-4o」を使って、無料プランでも画像生成を試すことができるようになりました!

この記事では、無料版ChatGPT(GPT-4o)で画像生成を使う具体的な手順と、知っておくべき利用制限について、初心者の方にも分かりやすく解説します。

この記事を読めば、無料でChatGPTの画像生成機能を賢く活用する方法がわかります。

目次

ChatGPTで画像生成は本当に無料? 答えは「Yes(ただし制限あり)」

結論から言うと、無料のChatGPTアカウントでも、GPT-4oモデルを選択すれば画像生成機能を利用できます。特別な申し込みは不要で、普段ChatGPTを使っているインターフェースからすぐに試せます。

これは、2025年初頭に登場した高性能なマルチモーダルAI「GPT-4o」が、無料ユーザーにも限定的に開放されたためです。

ただし、重要な点として、無料版の画像生成には「制限」があります。 無制限に使い放題というわけではないので、その点は理解しておく必要があります。

【もっと詳しく】ChatGPTの画像生成機能全体の概要や、有料プランも含めた情報はこちらの記事をご覧ください。

【図解】無料版ChatGPTでの画像生成の使い方ステップバイステップ

では、実際に無料版で画像を生成する手順を見ていきましょう。PCでもスマホアプリでも、基本的な流れは同じです。

前提: OpenAIのアカウントを持っていること(持っていない場合は無料で作成できます)。

ステップ1: ChatGPTにログインし、GPT-4oモデルを選択する

  • ChatGPT(chat.openai.com または公式アプリ)にログインします。
  • チャット画面の上部(または設定メニュー)で、利用するモデルとして「GPT-4o」が選択されていることを確認します。無料プランの場合、GPT-4oが利用できるタイミングは限られている場合があります。
ChatGPTのモデル選択画面

ステップ2: プロンプト(指示)を入力する

  • チャット画面下部のメッセージ入力欄に、生成したい画像の内容を具体的にテキストで入力します。
    • 例:「笑顔でこちらを見ている、ふわふわの白い子猫の写真」
ふわふわの白い子猫の写真をChatGPTで作成
ChatGPTで猫の写真を作成
  • 画像を元にしたい場合: クリップアイコン(添付ファイル)をタップ/クリックし、画像をアップロードしてから指示を入力します。
    • 例:(写真をアップロードして)「この写真をアニメ風にしてください」
ChatGPTで写真をアニメ風に変換するプロンプト

ステップ3: 生成結果を確認し、保存する

  • プロンプトを送信すると、ChatGPTが画像の生成を開始します。数秒~数分待ちましょう。
  • 生成された画像が表示されたら、内容を確認します。
  • 気に入った画像は、クリック(またはタップ)して拡大表示し、ダウンロードアイコンなどから保存できます。
ChatGPTで出力した白い猫の画像をダウンロード

たったこれだけのステップで、無料でも画像生成を試すことができます!

chatgptで白い猫の写真をアニメ風にビフォアアフター

知っておくべき無料版の「制限」とは?【2025年4月時点】

無料版で最も気になるのが利用制限です。特に画像生成の回数(枚数)については、正確な情報を把握しておくことが重要です。

重要:制限は「変動する」可能性が高い

まず大前提として、無料プランにおける画像生成の正確な回数制限は、OpenAIから公式には発表されていません。

制限は、サーバーの混雑状況OpenAIの方針変更によって動的に変動すると考えられています。そのため、「1日に必ず〇枚まで作れる」という保証はありません。この変動性が、ユーザーが正確な制限を知りたいと思う一因となっています。

過去の制限例と現在の目安

GPT-4oの画像生成機能がリリースされた当初(2025年3月頃)は、アクセスが殺到し、無料ユーザーは「1日3枚まで」といった非常に厳しい制限が一時的に設けられたことが報じられました。その後、「1日2枚まで」という情報もありました。

現在(2025年4月時点)の具体的な制限も不明確ですが、過去の状況から推測すると、無料プランでの画像生成回数は1日数回程度に制限されている可能性が高いです。テキストでのやり取り(メッセージ数)の制限とは別に、画像生成にはより厳しい枠が設けられていると考えておくのが無難でしょう。

制限に達すると、「上限に達しました。〇時間後にもう一度お試しください」のようなメッセージが表示されることがあります。

なぜ制限が設けられているのか?

無料で強力な機能を提供するにはコストがかかります。画像生成は、特に多くの計算パワー(高性能なGPU)を必要とするためです。

制限を設ける主な理由は以下の通りです。

  • 計算リソースの確保: 高価な計算資源を安定して提供するため。
  • 公平なアクセス: より多くのユーザーが試せる機会を提供するため。
  • サーバー負荷の管理: システム全体の安定性を保つため(特にアクセス集中時)。
  • 有料プランへの誘導: ビジネスモデルとして、より頻繁に利用したいユーザーには有料プランを促すため。

機能面での制限は?

現在のところ、無料版のGPT-4oでも、有料版と同じ画像生成エンジンが使われていると考えられます。ただし、将来的に解像度利用できる機能(特定の高度な編集機能など)に差が出る可能性はあります。また、サーバー混雑時の応答速度は有料プランユーザーが優先される傾向があります。

無料版と有料版(Plusなど)の比較:何が違う?

より多くの画像を生成したい、より快適に使いたいという場合は、有料プランへのアップグレードが選択肢になります。主な違いは以下の通りです。

特徴無料版 (GPT-4o)有料版 (Plus/Proなど)
画像生成可能 (回数に厳しい変動制限あり)可能 (無料版より制限緩和、ただし変動あり)
GPT-4o利用限定的より多く利用可能 / 無制限*
GPT-4利用不可可能 / 無制限*
応答速度標準 / 混雑時遅延・制限あり高速 / 優先アクセス
新機能標準的な提供早期アクセス
月額料金$0$20 (Plus) / $200 (Pro) など

(*Proプランの無制限表記にはフェアユースポリシーが適用されます)

有料プラン(特にPlus以上)では、画像生成の回数制限が無料版よりも大幅に緩和されます。ただし、前述の通り有料プランでも制限は存在し、固定ではありません。サーバー負荷が高い場合は、有料プランでも一時的に生成が制限される可能性があります。応答速度も有料版が有利です。

頻繁に画像を作りたい、最新モデルを安定して使いたい、という方はPlusプラン(月額$20)から検討してみると良いでしょう。

【もっと詳しく】エラーが出た場合の対処法はこちらの記事で解説しています。

無料版の制限内で最大限に活用するコツ

限られた無料枠を有効に使うために、以下の点を意識してみましょう。

  • プロンプトを事前に練る: 生成ボタンを押す前に、できるだけ具体的で詳細なプロンプトを考え、1回の指示で理想に近い画像が出力される確率を高めましょう。
  • シンプルな指示から試す: 最初から複雑すぎる指示を出すと失敗しやすいかもしれません。まずは簡単な要素で生成し、徐々に要素を追加していくアプローチも有効です。
  • いきなり大量生成しない: まずは1枚生成してみて、方向性が合っているか確認しましょう。問題なければ、必要に応じて追加生成します。
  • アイデア出しやラフスケッチに使う: 細かい調整は難しい場合でも、アイデアの初期段階で視覚的なイメージを掴むために活用するのは非常に有効です。
  • 他の無料ツールと組み合わせる: ChatGPTで基本的な画像を生成し、他の無料画像編集ツール(Canvaなど)で文字入れや微調整を行うのも良い方法です。

【もっと詳しく】効果的なプロンプトの書き方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ:無料でも十分楽しめる!ChatGPT画像生成を賢く使おう

ChatGPTの画像生成機能は、無料プランでも最新のGPT-4oモデルを使って試すことが可能です。使い方自体は非常に簡単で、誰でも気軽にAIによる画像作成の世界に触れることができます。

ただし、無料版には変動する厳しい利用回数制限があることを理解しておく必要があります。「思ったより全然作れない!」とならないよう、制限があることを前提に、プロンプトを工夫するなどして賢く活用しましょう。

まずはこの記事の手順を参考に、無料版でどんな画像が作れるか試してみてはいかがでしょうか? きっとAIの進化と、あなたのアイデアを形にする楽しさを実感できるはずです。

早川 誠司(執筆・監修専任)
生成AI活用コンサルタント/業務効率化アドバイザー
大手IT企業でDX推進に従事後、独立。100社以上の中小企業に生成AIソリューションを提供。「すぐ使える業務効率化」をモットーに発信中。
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