
早川 誠司|生成AI活用コンサルタント/業務効率化アドバイザー
早川 誠司|生成AI活用コンサルタント/業務効率化アドバイザー
「ChatGPTに新しい機能がついたって聞いたけど、何ができるの?」
「買い物機能って、どうやって使うの?便利なの?」
最近話題のChatGPTショッピング機能。気になっている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんなあなたのために、ChatGPTショッピング機能の「そもそも何?」から、具体的な使い方、使ってみた正直な感想、そして利用する上での注意点まで、ユーザー目線で分かりやすく解説していきます!
まず、「ChatGPTショッピング機能」とは一体何なのか、簡単におさらいしましょう。
これは、OpenAIが提供するAIチャットボット「ChatGPT」に追加された新しい機能のこと。これまでのように質問に答えてもらったり、文章を作ってもらったりするだけでなく、ChatGPTと会話しながら、欲しい商品を探したり、比べたりできるようになったんです。
イメージとしては、知識豊富な店員さんに相談する感覚に近いかもしれません。「こんな感じの商品を探してるんだけど…」「予算はこれくらいで、こういう機能が付いてるものがいいな」みたいに話しかけると、ChatGPTが条件に合いそうな商品をいくつか提案してくれる、というわけです。
じゃあ、この機能を使うと、私たちユーザーにとって何がいいんでしょうか?
「この機能、使うのにお金かかる?」「特別な設定とかいるの?」と気になりますよね。結論から言うと、かなり多くの人が、しかも無料で試せるようになっています。
ただし、一つだけ条件があります。それは、使うAIモデルを選ぶ必要があることです。
「GPT-4o(ジーピーティーフォーオー)」というのは、OpenAIが開発した最新の高性能AIモデルのこと。(【完全ガイド】ChatGPT 4oとは?機能・料金・使い方からGPT-4との違いまで徹底解説の記事も参考にしてみてください)。無料ユーザーでも、メッセージ回数などに制限はありますが、このGPT-4oを使うことができます。
プラン | ログイン状態 | 利用可能モデル | Memory連携(※) | 備考 |
無料ユーザー | ログイン/未ログイン | GPT-4o, 4o-mini | 不可 | GPT-4o利用時にメッセージ数制限の可能性あり |
Plus/Proユーザー | ログイン | GPT-4o, 4o-mini | 可能 | メッセージ数制限は無料より緩和 |
Team/Enterpriseユーザー | ログイン | GPT-4o, 4o-mini | 可能 | さらに高いメッセージ制限 |
(※Memory連携については後ほど解説します)
このように、かなり多くの人が気軽に試せるようになっているのが嬉しいポイントですね!
では、いよいよ実際にChatGPTショッピング機能を使ってみましょう!使い方はとっても簡単です。
まずは、いつも通り(https://chat.openai.com/)にアクセスします(Webブラウザでも公式アプリでもOK)。アカウントを持っている方はログインしましょう。
次に、画面の上の方(モデル名が表示されているところ)を見て、「GPT-4o」または「4o-mini」が選ばれているか確認してください。もし違うモデルになっていたら、クリック(またはタップ)して切り替えましょう。
モデルを選んだら、チャット入力欄に、探している商品のことを普段話すような自然な言葉で入力します。
ただ「イヤホン」と聞くよりも、もう少し具体的に伝えると、ChatGPTも的確な商品を提案しやすくなります。例えば、こんな情報を加えてみましょう。
もちろん、これらの情報を全部入れなくても大丈夫。ChatGPTは文脈から意図を読み取ろうとしてくれますが、具体的であればあるほど、希望に近い答えが返ってくる可能性が高まります。
質問を送ると、ChatGPTが条件に合いそうな商品をおくつかリストアップしてくれます。
多くの場合、商品は写真付きのカードが横に並んだ形(カルーセル表示)で出てきます。これなら、見た目でパッと比較しやすいですよね。各カードには、写真の他に、商品名や価格、評価(星マークなど)が表示されていることが多いです。
リストの中に「おっ、これいいかも」と思う商品が見つかったら、そのカードをクリック(またはタップ)してみましょう。すると、もっと詳しい情報が表示されます。PC版だと、画面の右側に詳細が表示されることもあります。
詳細画面では、例えばこんな情報が見られます。
もし、特定の商品についてもっと知りたいことがあれば、そのままチャットで追加質問もできます。「この商品のレビュー、もっと詳しく教えてくれる?」「他の色はないの?」みたいに聞いてみましょう。商品詳細画面に「この商品について質問する」みたいなボタンが出ていることもあるので、そこから質問するのも便利です。
カルーセル画像の上にカーソルを合わせると「これについて尋ねる」とでるので、それをクリック。するとチャット欄に商品が紐づけられる。
ここでさらにこの商品について深堀することができます。例えば、カラーバリエーションが知りたい場合は「カラーバリエーションを教えてください。」と入力します。
すると、上記のようにこの型番のカラーバリエーションを調べて教えてくれます。今回は「ブラック」と「シャンパンシルバー」があったようです。
「よし、これに決めた!」となったら、詳細画面などにある購入リンク(「Buy」ボタンやお店の名前など)をクリックします。
【超重要!】
ここで一つ、とても大事な注意点があります。それは、商品の購入手続きやお金の支払いは、ChatGPTの中ではできないということです。
購入リンクをクリックすると、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピング、あるいはそのブランドの公式サイトといった、外部の通販サイトに移動します。実際に商品を買うための手続き(カートに入れる、支払い情報を入力する、注文を確定するなど)は、移動した先のサイトで行う必要があります。ChatGPTはあくまで「商品探しのお手伝い」をしてくれるだけで、レジ機能はない、と覚えておきましょう。
理屈は分かったけど、実際どんな感じなの?ということで、私がChatGPTショッピング機能を試してみました!
【質問してみた】
ChatGPT(GPT-4oモデルを選択)に、こんな感じで聞いてみました。
「通勤中に音楽を静かに楽しみたい!予算1万5千円くらいで、おすすめのノイズキャンセリング付きワイヤレスイヤホンを探して!」
【ChatGPTの応答は?】
数十秒ほど待つと(少し時間がかかることもあります)、いくつかのイヤホンが写真付きのカード形式(カルーセル)で表示されました。有名メーカーのものから、あまり聞いたことのないブランドまで、いくつか候補が出てきましたね。各カードには、簡単な説明と価格や星評価のようなものも付いていました。
【詳細をチェック!】
その中から、デザインが気になったイヤホンを一つクリック。すると、画面右側に詳細情報が表示されました。
【使ってみた感想】
全体としては、「商品探しの第一歩」としてはかなり使える印象です。ただ、表示される情報を鵜呑みにせず、最終的な確認は自分ですることが大事だと感じました。
体験レポでも触れましたが、ChatGPTが表示してくれる情報はとても便利。でも、「これって全部正しいの?」「どこまで信じていいの?」と疑問に思うこともありますよね。ここでは、表示される情報の「見方」と「注意点」を整理しておきましょう。
まず、ChatGPTがどんな情報を表示してくれるか、もう一度確認です。
一番気になるのが価格ですよね。でも、ここに落とし穴があることも。
価格はあくまで参考情報!購入前には必ずリンク先で最終確認を!
AIがレビューを要約してくれるのは便利ですが、これも注意が必要です。
高価なものや失敗したくないものは、元のレビューもいくつかチェックするのがおすすめ!
「人気商品」「予算に優しい」といったラベルが付いていると、つい惹かれてしまいますが…
ラベルはあくまで「参考程度」に。
購入リンクは便利ですが、クリックする前に少し立ち止まって。
リンク先が信頼できるお店か、クリックする前に少し意識しよう!
【全体のまとめ】ChatGPTの情報は「参考」にとどめ、最終判断は自分で行うことが大切!
「どうしてChatGPTは、私が欲しいものを分かってくれるんだろう?」
「使っていくうちに、もっと自分好みの提案をしてくれるようになるの?」
そんな疑問を持つ方もいるかもしれません。ここでは、ChatGPTがどうやって商品を提案しているのか、その仕組みと「パーソナライズ(あなた向けに最適化すること)」について、少しだけ覗いてみましょう。
ChatGPTは、あなたが入力した質問から、「この人は何を探しているのかな?」「どんな目的で買いたいのかな?」という「意図」を読み取ろうとします。単にキーワードが合っているかだけでなく、会話の流れや、あなたが何を求めているかを考えて、商品を提案してくれるんです。
その判断材料になっているのは、主に以下の情報です。
これらの情報を組み合わせて、「あなたの意図に一番合っているのはこれかな?」と判断して、商品を提案しているんですね。
さらに、ChatGPTには、あなたに合わせて提案を調整する機能もあります。それが「Memory(記憶)」機能と「カスタム指示(Custom Instructions)」です。
OpenAIは、このMemory機能とショッピング機能の連携を、今後さらに強化していく予定だそうです(特に有料プランユーザー向け)。使えば使うほど、あなたの好みを学習して、あなた専用の買い物アシスタントのように進化していくことが期待できますね。
Memory機能の設定は、自分でいつでも確認したり、記憶内容を消したり、機能自体をオフにしたりできます。
パーソナライズは便利ですが、「自分の情報がどう使われるんだろう?」と心配になる方もいるかもしれません。ChatGPTは、あなたの会話履歴などを学習に利用することがありますが、アカウント設定で学習をオフにすることも可能です。どんな情報がどのように使われるか気になる方は、OpenAIのプライバシーポリシーを確認したり、設定を見直したりすることをおすすめします。
さて、ここまでChatGPTショッピング機能の便利な点を見てきましたが、使う上で知っておくべき注意点や、まだできないこともあります。
このように、ChatGPTショッピング機能は万能ではありません。便利なツールですが、限界があることを理解した上で、上手に付き合っていくことが大切です。
さて、ここまでChatGPTの新しいショッピング機能について、使い方から注意点まで詳しく見てきました。
この機能の魅力は、やっぱり「会話しながら商品を探せる」という新しい体験と、価格やレビューといった情報収集の手間を減らせる点にあるでしょう。今のところ広告がないというのも、ユーザーにとっては嬉しいポイントです。
ただし、見てきたように、情報の正確性にはまだ課題があります。だから、ChatGPTショッピング機能を賢く使うコツは、「頼りになるアシスタント」くらいに考えること。
この機能はまだ始まったばかり。これからもっと便利になっていく可能性を秘めています。
ChatGPTショッピング機能は、私たちのオンラインショッピングを、もっと会話的で、パーソナルで、効率的なものに変える可能性を秘めた面白いツールです。
完璧ではありませんが、その特性と限界を理解して上手に使えば、あなたの「買い物相談相手」の一人になってくれるかもしれません。ぜひ一度、気軽に試してみてはいかがでしょうか?
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